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パクパク期(完了期)後半 この時期のポイントと卒乳に向けて 

更新日:4月16日


離乳食もいよいよラストスパート☆


1日に食事のリズムを大切に、生活リズムを整えていきます。

形ある物を噛みつぶせるようになり、エネルギーや栄養を母乳や育児用ミルク以外の食べ物から摂れるようになったら離乳食の完了です。


今回はパクパク期(完了期)後半のポイントについてお伝えします☺


🌼この時期の目標🌼

□ 主食は軟飯から普通ご飯の硬さで食べられるようになる

□ 野菜等は角切りからいちょう切りの大きさのものが食べられるようになる

□ 奥歯が生え始め、かたいものも奥歯ですりつぶして食べられるようになる

□ 手づかみ食べやスプーン食べを十分にし、自分で食べるベースが出来上がってくる


これらのことを目標に1歳6ヶ月頃までを目安に進めていきましょう。





作る時のポイント

食べ物の大きさとかたさの目安は?


○大きさ⇒厚さ5㎜位のいちょう切り、または8~10㎜位の角切り


○かたさ⇒前半と同じ(スプーンで楽に切れる肉団子位)


※今与えている形態はどうでしょうか?大きさやかたさは赤ちゃんの噛む様子を見ながら少しづつアップしていきましょう👶




食事の内容

どんなものが食べられるようになるの?


成長と共にたんぱく質を消化する酵素が増え、胆汁の分泌がよくなり脂肪を消化しやすくなってきます。まだ制限はありますがほとんどの食品を使えるようになり、煮物、炒め物の他に揚げ物も出せるようになります。

 料理のレパートリーも増え、家族の分から取り分けしやすくなりますね。赤ちゃんにとっても家族と見た目の同じご飯が食卓に並ぶことはうれしいことです👶食事に対する「うれしい」「楽しい」という気持ちが芽生えてきます🌱


でもまだ一度にたくさんは負担になります。たんぱく質や脂質を多く含む食品は一度にたくさん与えすぎないように!料理に使う油も徐々に慣らしていきましょう。




食べ方について

どんな食べ方をさせたらいいの?


1歳半に近くなると、スプーンですくって口に運ぶのもかなり上達します。フォークはかむ練習にならない為、この時期はまだ使わなくてもよさそうです。その理由はスプーンにのせた食べ物を唇を閉じて取り込み、形態に合わせた噛み方を調整する練習をしているからです。2歳頃までには上手に使えるようになってきます☺

自分から食べるためには、食事時間にお腹が空いている事が必要です。合間のおやつの量も気にかけてみましょう。また足がしっかりつく姿勢でまっすぐ座らせ、ひじがテーブルにつく位置に高さを調整すると食べやすくなり食事に集中しやすくなりますよ◎




卒乳に向けて

1歳を迎えて卒乳を考え始めたら、少しずつ乳製品を増やしていきましょう


「卒乳」は母乳・ミルク用乳首を使って飲むことを卒業する事をいいます。やめる時期は、母子共に無理のない時期を選びましょう。


また1歳を迎えて卒乳を考え始めたら、少しずつ乳製品を増やしていきましょう。


①1歳頃    離乳食の中に無糖ヨーグルトや牛乳を使って乳製品の味に慣れていきます。チーズも取り入れることができるようになります(塩分の少ない物を選びましょう)

②1歳2ヶ月頃 食後の授乳がなくなってきたら、牛乳や乳製品の量を増やしていきます。あたためた牛乳をコップで飲むことも始めていきましょう 

③1歳3ヶ月頃 夜の母乳・ミルクがなくなったら卒乳です。牛乳で400mlを取り入れていきます。その他の離乳食の量は1歳から1歳半までの量は同じ量です。体重や食欲等でごはんの量は加減しましょう  

④1歳6ヶ月頃 卒乳できる体になっています。離乳食も終わり、幼児食が始まります。体をしっかりと作っていく時期に入ります。1日の食品の目安量でそれまでより増える食品を確認しましょう 


☆母乳・育児用ミルクとの違いは?


牛乳・乳製品は母乳・ミルクに比べてたんぱく質、脂質、カルシウムの量は多いですがビタミンA,E,C、葉酸の量は少ないです。ビタミンA,E,Cは体を作るお助けマン的な存在で病気にならない体作りに必要な栄養素です。そのため不足している分をバランスの取れた食事(炭水化物、ビタミン・ミネラル源食品、たんぱく質源食品のそろったメニュー)で補っていく必要があります。



離乳食が完了したら次は幼児食にステップアップです🎶


いきなり大人と同じ食事ではなく、薄味でやわらかめの食事を用意してあげましょう。



🌼幼児食のステップアップの目安🌼


□ 3回の食事をきちんと食べ、必要な栄養素の大部分を食事から摂っている


□ 前歯で食べ物を噛み切って、歯ぐきで噛んで食べられる


□ さらにコップで牛乳やミルク300~400㎖飲むことができる(理想)


ここまでできるようになったら少しずつ幼児食に移行していきましょう。



次回は『1歳以降のおやつ』についてで選び方のポイントなどお伝えします。

幼児食については次々回よりお伝えしていきます😊


※参考資料:厚生労働省 「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」、はじめてママ&パパの離乳食(主婦の友社)、いちばんよくわかる離乳食(主婦の友社)、文部科学省「八訂 食品成分表(2021年版)」


 

★新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、現在『育児教室』、『こそだておうえん会』の開催を中止しております。再開に関しては当ブログにてお知らせ致します。よろしくお願い致します。


個別の離乳食等の育児相談を行っています。電話、LINE、個別で面談(2階の相談室で行います)などご希望の方法でご相談下さい。



離乳食スタート前に一度離乳食の進め方について話を聞いておきたいという方もどうぞお気軽にお尋ねください🌼



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