前回はカミカミ期(後期)の食べ方の特徴とポイントについてお伝えしました。今回は食べさせ方と食べられる食品についてお話しします。
食べさせ方の特徴
手づかみ食べがしやすい、やや前傾姿勢がとれるように、いすとテーブルの位置を調節します。足が足置き台につくと力が入れやすくなります。下に新聞紙やビニールなど敷くと片付けが楽になります☺
またこれまでよりも少し深めのスプーンで与えると唇を閉じて食べ物を取り込む練習になり、すすり飲みの練習も出来ます。
与え方はこれまで同様スプーンを口の奥まで入れずに下唇の上にそっと置き、赤ちゃんがくわえて食べるまで待ちましょう。スプーンを口の奥まで入れてしまうと咀嚼の練習が出来ません😢そして満腹感が得られないのでどんどん欲しがるようなことも起きてしまいます💦
食べさせる固さと大きさの目安は?
固さはバナナ🍌くらいのやわらかさ(歯ぐきでつぶせる固さ)で指👌でつまんで軽く力を入れるとつぶれるくらいがベストです。
やわらか過ぎると…舌でつぶせない×
かた過ぎると…歯ぐきで噛めない× どちらも丸飲みの原因に!!
モグモグ期(中期)からカミカミ期(後期)にステップアップするときには、急にかたさを増さないように注意しましょう。
左右どちらかのほっぺと唇が動いているかを確認しながら徐々にかたさ・大きさをアップしていきます。 最初は5㎜位の粗みじん切りくらいの大きさが目安です(ご参考程度に)
食材によって、コロコロの角切り、薄切りなど切り方にもバリエーションを持たせて与えると、色々な形の食材を食べることが口のトレーニングになり噛む力を育てます👶
食べる量の目安
栄養のメインは段々離乳食に移り、1日に必要な栄養の7割を離乳食から摂るようになります。食事回数は鉄分補給の為にも3回食になります。
食べられる食品は増えますが味付けは大人の1/4程度にします。
(注)はちみつ、黒砂糖にはボツリヌス菌が混入している可能性があり、乳児ボツリヌス症を発症させる恐れがあります。満1歳までは避けましょう。
1回の目安量と食べられる食材の例です
次回は『カミカミ期(後期)後半』手づかみ食べについてお伝えします。
※参考資料:厚生労働省 「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」、はじめてママ&パパの離乳食(主婦の友社)
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応援します!!
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